シルバーの輝きに魅了されてシンプルなシルバージュエリーを探しの旅を始めてはや10年。最初はただの趣味でしたが、こんなに時間を費やして探しても見つからないシルバー。もし見つけたらいつでも購入できるようにするにはどうしたらよいのか?と考えていました。やっとシンプルなシルバージュエリーに出会って2013年10月、925シルバーのセレクトショップ<シルバーベル>が誕生しました。
かつては日本でもシンプルで存在感のあるシルバージュエリーがたくさんあったのですが、今の日本には無いといっても過言ではない気がします。
現在日本のジュエリー業界では、シルバーは「ジュエリー」ではなく「アクセサリー」と呼ばれているようです。(海外では”シルバージュエリー”です。アクセサリーというとバッグや靴、スカーフ、インテリア等の装身具、装飾品を指しますが、ここからは日本の習慣に従い″シルバーアクセサリー″とあえて記載します)
今はジュエリー業界ではゴールドが地金の主流です。昨今「金」の価格は世界的に上昇していて、ジュエリー好きな方なら誰でも知っている共通認識。だから付加価値を付ければ価格が高くても売りやすいのでしょうか。シルバーはゴールドやプラチナと比べると地金の価値が低い。そんな業界内の諸事情があるようで、市場でシンプルなシルバーアクセサリーを見かけることはなくなりました。
わたしはシルバーアクセサリーを求めて、各地のジュエリーショーに視察に行っています。
925シルバーにイエローゴールドめっきをほどこしたり、真鍮にシルバーめっき・・・これも変色対策の「付加価値」なのでしょうか?シンプルにスターリングシルバーを使ってくれれば良いのにと残念に思っています。シルバーアクセサリーは大気中で徐々に変色するのが欠点とされていますが、これは水分や硫化水素などと触れると表面に硫化銀ができるためで、酸化ではありません。実はシルバーアクセサリーのお手入れはとても簡単なのです。そしてめっきや装飾が付いていない方がシルバーのお手入れがしやすいのです。
ホワイトゴールドやプラチナにはないシルバーならではの輝きを楽しめるのが一番のポイントです。
「シルバーアクセサリー」で検索するとたくさんヒットします。今は「シルバーアクセ」と呼ばれるメンズライクなシルバーが人気のようです。私もスカルやクロス等のモチーフは好きですが、自分のスタイルに取り入れるのにはちょっとハードすぎます。
ターコイズとのコンビネーションが美しいインディアンジュエリーや、アジアンエスニック民族のシルバーアクセサリー。有名ジュエリーショップのストーンをアクセントにしたファインジュエリーなども人気ですが、求めているのはティファニーやジョージ・ジェンセンのような洗練されたシンプルなデザインで、大人の女性が気軽に身に着けられるお手頃価格のシルバーアクセサリーなのです。ストーンなどの装飾のないシンプルなデザイン。
シンプルなシルバーアクセサリーは、ありそうでなかなか見つからないのです・・・。
シンプル・・・人によって感じ方が違うので一言で言い表すのは難しい
「Less is more」余分なものを削ぎ落した方がより美しく効果的。
ミース・ファン・デル・ローエ(ドイツ出身の建築家)の有名な言葉。
いろいろな解釈がありますが″シンプルisベスト″的な意味なのでしょうか。 「過ぎたるは及ばざるがごとし」という諺がこれに当たるらしい。
シンプルなデザインのシルバーアクセサリーにこだわっているシルバーベル。
「Less is bore(少ない ほど、退屈である)」は、Less is moreを皮肉った言葉。
「なんかシンプルすぎて退屈だよ。」「石とか装飾をつけて可愛らしくすればいいのに」という意見。 多くの方がそう思っている。Less is bore…
Less is more ″余計な装飾を排除したミニマムなデザイン″にシルバーベルはこだわっています。ごく少数派のニッチな世界。
シンプル=けっして節約ではない。 装飾がないほど強調される究極のミニマムなライン。
Apple社のデザインが大好きでiPhone, iPad, iPodを愛用しています。MacBook Airもカッコいい! 残念ながらWindows派なのでMacは使っていませんが。
Apple社の機能性は世界中の多くの方が絶賛されていますが、わたしが最も魅力を感じるのはApple社製品のデザイン。余分な装飾をそぎ落とした究極のデザインとミニマムなライン。だけど人間工学に基づいた使いやすさはメカ音痴の私でも使いやすい。最高です!ロゴや文字の書体もクール!! すべてがBestなデザインなので、透明のケースを使用してデザインを楽しんでいます。きっと「シンプルは退屈=less is bore」と感じる方は、お気に入りのカラフルで可愛いケースを使用しているのでしょうか。これは人それぞれの感性なので楽しみ方もいろいろですね。
かつて書類がぎっしり詰まった事務机の引き出しを勢いよく閉めた時、小指を挟んでしまったのです。 その時3連のシンプルな925シルバーのピンキーリングをはめていました。リングはみごと変形していましたが、私の小指は無傷でした。もしピンキーリングがなかったら私の小指は粉々に骨折していたでしょう・・。これが柔らかい950シルバーや硬い地金のリングだったら間違いなく私の小指は負傷していました。程よい硬さで柔軟性のある925シルバーに私の小指は救われたのです。
925シルバーアクセサリーは私にとってお守りのような存在です。よく「オーラがあるね」とお褒めの言葉をいただきますが、そんな時は必ずシルバーアクセサリーを身に着けているのです。シルバーアクセサリーをつけていないと「具合悪いの?」と聞かれます・・・とっても微妙~
シンプルなシルバーアクセサリーのセレクトショップ<シルバーベル>が誕生しましたが、まだまだ満足していません。もっともっと素敵なシルバーアクセサリーを増やしたい!
シンプルでモダン、そしてちょっとユニークな
シルバーアクセサリーを探す旅は続きます。
https://silverbell.shop-pro.jp/